yk (Hello1103) - Haven

01 - Susurration

02 - Dusk

03 - Moonlit

04 - Goodbye

05 - Wriggle

06 - Bottomless

07 - Forgotten Haven

 

Media : Digital / CD

Release Date : 17 December 2021 (CD) / T.B.C. (Digital) 

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- About the album - 

 

VJ・映像作家として活動する一方でアナログシンセサイザーを用いたAmbient・Noise・Droneのソロライブも行うyk (Hello1103) が1stアルバム『Haven』をリリースする。本作は自己の外と内にある「安息」をイメージして作られており、聴き進めるごとに徐々に内面の世界に入っていくように楽曲が配置されている。AmbientとDroneを中心としてピアノや歌唱曲も含む、ほの暗くも多彩な一枚である。

マスタリングはAmbient/Droneのアーティストとして著名なChihei Hatakeyamaが手掛けている。

 

First solo release by yk of electronic music unit Hello1103. A collection of soothing ambient/drone tracks interspersed with occasional melodious singing.

 “Haven” is the first analog synthesizer crafted full-length released by yk (Hello1103). While known for her activities as VJ and video artist, yk also performs solo as an ambient, noise, and drone artist. The album was created reflecting on an image of outer and inner repose, and the track order was arranged so that listeners will be led deeper into a psychological world as they progress through them. A somber yet colorful ambient and drone album decorated with the sounds of piano and singing.

The album was mastered by prolific ambient/drone artist Chihei Hatakeyama.

 

Chihei Hatakeyama

『この『Haven』をマスタリングをしていた時、何か懐かしい風景が頭によぎっているような気がした。それは、朧げなイメージで幼少期にみた故郷の風景の様でもあるし、10代後半にみた東京の街角の様な気もする。時間は何故か、夕暮れだ。そう、夕暮れの風景のヴァージョンがこの音楽から溢れでいるような錯覚に陥った。

夕暮れは、どこまでも歩いてもコンクリートとアスファルトとコンビニエンストアだらけの都会にいて、感じることのできる自然現象の一つだと思う。

私は今でも夕暮れ時に散歩をしていて、今ここに存在して歩いていることが信じられなくなる瞬間がある。私は地球の上を歩き、そして地球は回っているのだ。

『Haven』は自然と人間の精神をテーマにしている、人間の物質的なサイドは自然が生み出したものであるのは自明だが、この現代の人間の精神のあり方も、そして音楽も自然が生み出しているという事を『Haven』を聴きながら思った。』

 

白水悠 (KAGERO / I love you Orchestra) 

『当たり前に日々、様々な表現者の様々な温もりに触れ、様々な共感や様々な誤解を繰り返す。言葉や態度やその場のノリから真実を受け取るにはちょっと複雑な時代に突入していて、だからこそ音楽や絵画、インスタレーションに宿された表現が、その人の深層を明確に炙り出してくれる事に救われます。yk(Hello1103)1stアルバム『Haven』。彼女らしい、丁寧で、きめ細やかで、誠実で、ロマンチックで、ファンタスティックで、そして存分な狂気を宿した作品です。めちゃ好き。』

 

 34423 (HEXODD / HED)

『そこには流儀があり、力が抜ければ抜けるほどそこからは抜け出せなくなる。目が細まる、目を開く、目を凝らすその繰り返しのようでもあるが、後ろを振り返ることなく急勾配の長い滑り台を渡って向こう岸にたどり着いた時には、抱え切れないほど持っていた手荷物はいつの間にか二つになっていた。でもそれで十分だ。そんな安堵感があった。後退はない。

新しく出会った物ごと、閃き全てに希望を持てる彼女の許容の広さと濃度、そして経験が音となったような果敢さが映る作品であっという間に感情に気まぐれな私を再確認できてしまった。アナログシンセサイザーのみずみずしい揺らぎが多角的に空間や感情にシンクロしてゆく至高の1枚。』